当院の設備について簡単にご説明します.診療部門のスペースの都合から、小型で高性能な医療機器を
揃えました.また院内LAN・電子カルテ機能、画像診断システムを導入して、患者様・ご家族様へ詳細に説明
することをモットーとしております.
院内電子カルテ

画像診断システム

誘発電位筋電計

血球分析装置

サーモグラフィ

透視X線装置

重心動揺計

超音波画像診断装置

処置室

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リハビリ室の設備詳細はこちらリハビリテーション

骨塩量測定装置 ( 日立メディコ )

当院では平成28年4月より日立メディコ社製 DEXA型骨密度検査装置を導入しました.10分程で腰椎と大腿骨頸部の骨密度を計測し,2種類の報告書として患者様へ提供いたします.併せて身長体重を継続し,患者様の生活スタイルや服薬状況を考慮し,内服,注射,点滴など投薬方法を選択し骨粗鬆症を治療します. 

画像診断システム Capsula 2 ( 富士フィルム)
 平成20年6月より、画像診断システム フジフィrム社 Capsula 2を導入しました.これにより、フィルムは不要となり、精細な画面にてX線診断が行えます.指定部位を撮影後、約1,2分で画像描出が完了します.過去の写真との比較、診断部位の拡大縮小、計測などが可能となりました.また、患者様へ写真を印刷してお渡しすることもできます. 


誘発電位筋電計 MEB9201 ( 日本光電社)
整形外科、内科において、手や足のしびれ、腰痛、筋力低下などを訴える患者様が非常に多く見られます.当院では、誘発電位筋電計を用いて、手や足の痺れの部位診断、重症度を判定しております.過去2年間に、92例が手根管症候群と診断され、24例が連携病院にて手術されております.交通事故に遭遇・受傷された方に対しても、伝導検査・筋電図を実施し客観的な検査データを記録しております.  

血球分析装置 ( フクダ電子社)
診療中常時、血球分析装置を稼動させて降ります.感冒として来院された患者様とくに高齢者様は、熱もなくなんとなく元気がない、食欲がない方がおられます.本機器にて白血球、炎症反応を測定し、肺炎と診断されることをしばしば経験します.同様に、小児患者様に対しても同様のことが言えます.小児気管支炎、小児肺炎が疑われた場合は、近隣連携病院へ速やかに紹介いたします.ウイルス性感染症、貧血などの診断にも有用です.              

サーモグラフィ  ( 日本電気三栄)
手足の冷感、痺れおよび間歇跛行(しばらく歩くと下肢痛でしばらく座る、しゃがみ緩和して歩行を再開する症状)などの訴えがある場合、サーモグラフィを用いて、下肢から足部の表面温度を観察します.中高年で長期喫煙歴のある男性は下肢に動脈硬化が進行している場合があります.冬季になると、とくに下肢の循環障害、間歇跛行を訴えて来院する方が多いです.当院では、上下肢の血圧を測定、サーモグラフィー検査、下肢挙上テスト、歩行距離テストなどで下肢の慢性動脈閉塞症の有無を診断します.      また腰部から下腿への下肢痛の患者様には、腰椎脊柱管狭窄症が疑われますので、慢性動脈閉塞症との鑑別が必要です.  


X線撮影装置 透視X線装置 ( 島津メディカル社)
レントゲン撮影装置にて指定部位を撮影し、前述したデジタルレントゲン診断装置にて画像を短時間で描出します.整形外科領域では、写真左側にある透視画面にて、疾患部位をリアルタイムで観察します.当院には、肩関節痛や股関節痛の患者様が多数来院されます.肩関節周囲炎では、透視画面にて部位を観察、肩峰下或いは、上腕骨頭の内側関節腔へ、関節腔内注射を実施します.  


重心動揺計 GRAVICOROER GS-31P( アニマK・K)
ヒトの歩行にとって、立位・平衡機能は非常に重要です.平衡機能・体幹機能があって初めて、ヒトは座位・立位・歩行することができるのです.一方、中高年の女性にめまい発作はしばしば見られます.また高齢者、小脳疾患、パーキンソン病、脳血管疾患など多彩な疾患において、平衡機能は障害されております.  本機器は開眼・閉眼で30秒〜1分立位をとるだけで平衡機能を評価することができます.運動療法前に平衡機能を客観的に評価することは非常に重要です.青色の三角形のフォースプレートに乗り、左上の機器で計測・印刷します.                     


超音波画像診断装置 (フクダ電子社)
超音波診断装置にて上腹部臓器(肝臓 胆嚢 すい臓 脾臓) および泌尿器(腎臓 膀胱 前立腺)の検索に用います.消化器系臓器の超音波検査は空腹時に行います.泌尿器系臓器は、蓄尿して行います.直腸診にて前立腺の腫大・硬度も評価します.高齢者ではしばしば前立腺癌を認めます.整形外科分野では、関節水腫おもに膝関節の腫脹で表在超音波検査を行います.水腫か血腫の判別と穿刺部位の決定に非常に有用です.また心肥大、房室弁の異常(形態 逆流)、頚動脈血流・動脈硬化・壁肥厚などを評価します.